本作は、モーショングラフィックスを空間上に描く試みである。その動きは全体を俯瞰する場合は不変であり、ある1点に注視する場合は上昇と下降を滑らかに繰り返し、個別の波形を追って視線を動かす場合は振幅が徐々に小さくなり消えていく、という見方により異なるものとなる。死が近いと感じるのはいつだろう。明日や1年後はそうだろう。では数十年後なら?普段それを忘れていないとしても、生きている今と死の訪れたいつかを断絶したもの、ある瞬間に明確に切り替わるものだと捉えていないだろうか。これは『死への連続性』の問いかけである。死は生とグラデーションでなめらかに続いていて、今この瞬間も死にゆく過程の一瞬が今なのではないだろうか。肉親の死をきっかけにそんなことを考えながら制作した。
奈良県で行われているイベント「しあわせ回廊 なら瑠璃絵」にて、東大寺ミュージアムの前に並ぶ20体の行灯からなるYoshimitsu Kiyotaさんのインスタレーション作品「呼吸の灯り」の制作に参加しました。照明・音響のセンシングや制御のためのハードウェアとプログラミングを担当しました。
関西を中心に活動するエンタメとメディアート電子工作が好きな団体が一挙に集まりテクノロジーを使ったインスタレーション作品を発表したエキシビジョン「HOMEWORKS2016」で、巨大な7セグメントディスプレイのプライベート作品「TOO MUCH 7 SEGMENTS」をインスタ部のToyoshi Moriokaと制作・展示しました。
「スパイラル」30周年記念事業展覧会「スペクトラム ―いまを見つめ未来を探す」展で、高橋匡太さんのインスタレーション作品<いつかみる夢「散華」>をシステム全般の担当でお手伝いしました。
ホテルアンテルーム京都で、2014年2月20日から3月2日まで、「ULTRA×ANTEROOM EXHIBITION」と題し、現代美術作家・ヤノベケンジ氏がディレクターを務める京都造形芸術大学の立体造形工房「ウルトラファクトリー」をベースにプロジェクトを展開している計11名のアーティストの作品を展示するイベントが行われました。
そこに出品した、アーティストである高橋匡太の作品のテクニカル全般を担当、表示用のiPadアプリケーションと制御用のMacアプリケーションを制作しました。
2014年2月に東京お台場で行われた、FITC Tokyo 2014というイベントでTheインターフェースの展示を行いました。dotFesの時からほぼ全て作り直しバージョンアップしています。
大阪の制作会社STARRYWORKSさんと一緒に、2013.12.13〜25に大阪駅前うめきた広場でインタラクティブ展示「船上のスノーマンオーケストラ」を行いました。LED演出、プロジェクション、演奏することでそれらを操作できる3つの楽器、そして音、で演出するコンテンツです。プログラミング、アニメーション・モーションデザイン、を担当しました。
詳細はこちら。
船上のスノーマンオーケストラ | WORKS | STARRYWORKS inc.
動画はこちら。
船上のスノーマンオーケストラ on Vimeo
2013年11月に京都精華大学にて行われたdotFes Kyotoで、自作LEDパネルとセンサーデバイスを使った対戦型ゲームを制作・展示しました。
入力はLeapMotion(モーショントラッキング)、FaceOSC(カメラによる顔・表情検出)、MindWave(脳波)、iPhone(3軸加速度センサー)の4つ。
それらからOSCで1つのアプリケーションに値を送り、そのアプリケーションは受け取った値でゲームを展開させ、LEDを制御する複数台のArduinoに処理を分け、LEDを点灯させます。