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2013.04.08 / Works

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少し前の話になりますが、京都文化博物館にて2013/1/4〜2013/1/19まで開催された京都ビエンナーレ2013にて
特別出品されていた高橋匡太さんの「いつかみる夢」にhoehoeさんといっしょに
テクニカルスタッフとして参加させていただきました。

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この作品は音響・照明・映像を同期して再生し博物館のホール全体を高橋さんの世界観で染めるもので
iPad30台とサーバー1台をWifiで接続し、映像の再生を制御、
さらに別の会社さんが構築された音響・照明のシステムとも連携するシステムを構築しました。

思い出すと確か、2012年の12月中頃だったかなとおもうんですが
僕の参加してるインスタ部っていうコミュニティに協力者募集のお声がかかって
面白そうだけど本番まで3週間くらいしかないし危ないなぁと思いつつ
昔RTMFPを使って作ってみたサンプルがあったのを思い出してその晩にiPhoneアプリ化してみて3台くらい接続して
できた!なんとかなるんじゃね?と思ってやりまーすって言った記憶があります。

結果としては、トライをしていく過程でRTMFPのサーバーレス接続だと
15台繋いだあたりから通信が届かなくなる個体が出だしてまずいどうしよう、、、となってRTMFPを捨てる判断をしました。
Socketであわててサーバー/クライアントを書き直し、正月休みを突っ込んでなんとか間に合いました。
あと現地に持って行ったらWifi繋がらなくなる個体が出てきてルーターの置く位置を調整したら改善したり
バッテリーがどうしても1日もたないのでバッテリーの残量もサーバーで一括して見たり
やっぱりたまにWifi繋がらなくなる個体がどうしてもいるので死活監視してサーバ上に表示したり
というのをやりたくて結局AIRでサーバーアプリ作りました。iPad側もAIR for iOSとANEで作りました。

あとはオペレーションの設計ですね。
現地にずっといるわけではないので常駐している方への起動・操作・障害時対応・終了方法の説明。
ドキュメントの作成、とか。ここらへんも重要ですね。

諸々スリリングでしたけど、結果上手くいって、胸を撫で下ろしたのを覚えています。

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一線で活躍する芸術家の、細部までのこだわりと膨大な手作業を厭わぬ姿勢を目の当たりにし
その上で結果として出来上がった空間を体験できてもうただすげーなと思うわけで、
でしかもそれに自分も作る人として参加できたというのは
自分自身としてとても価値のある体験であり、ほんとありがたかったなと思うわけです。

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現場仕事の経験値はさほど高くなかったのでいざやってみると
30台並べるのもコード繋ぐのも充電するのもアプリ入れるのも時間かかるし
設置するのにiPad30台持って移動するのすごい重いし
現地いってみてはじめてわかることもあって焦るし
本番直前の調整でプレッシャーでおなかいたくなるし
本番中のトラブルでおなかいたくなるし
急に呼び出されてその場でプログラム書き換えたりするし
と色々大変ではあったんですが、よくいえばクリティカルシンキング悪く言えば心配性かネガティブな性格なのもあり
みなさまのご協力のおかげで想像の範囲内のトラブルでギリギリ乗り切れました。なんにしろ、全部あわせてすごい楽しかったです。

30台並べて開発中。タコ足燃えないか心配でしたが全然大丈夫でした。

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リハ中。

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残念ながら僕は見れませんでしたけど、日にち限定でパフォーマンスも行われてました。

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パンフにも名前入れてもらえました。

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お話持ってきて頂いたtakanobuさん
機会をいただいた高橋さん川口さん
全体のPMとあと繋ぎ込みの部分とかで協力いただいたハートスさんの方々
開発場所を提供してくれたインフォバーンさん
僕ひとりじゃわかんない部分あるから一緒にやりましょうよって言ったら乗ってくれてMIDIとかあんまわかってなかったの色々おしえてくれたhoehoeさん
その他色々技術的な質問したら教えてくれたおともだちの方々
みなさまありがとうございました。

高橋匡太さんについて
takahashi kyota official homepage

京都ビエンナーレについて
京都府美術工芸新鋭展 2013京都美術ビエンナーレ | 京都府京都文化博物館