2019.02.15 Note

前提に検討の余地があるのでは、そう言いたくなる時があります。善悪や倫理や法律などもそうですが、それってほんとにそうなのかな、問い直したほうがテーマ的に面白いとおものだけど、というような。

面倒くさがる人もいるでしょう。まあ気持ちはわかります。人は無意識のうちに一貫性を求めるもので、過去の決断と違うルールで決断してしまうと過去の自分を否定する気になからかなと思います。もうひとつは変更によってサンクコストが発生してしまうからではないでしょうか。とにかく前提を問い直すのはたしかにコストがいることです。

しかしコストがかかっても止めずに話ができる相手もいます。仕事の企画会議も面白いものが生まれるように思っています。色々と自由に並べることのできる場かどうかが変わってくるわけですし、出るアイデアに違いもあるように思います。非倫理的なことであっても思考実験をすることまで許されないわけではないのです。しかしたとえばブレストは自由な発言が推奨される場と言いますが、実際には本当に自由な発言ができるケースというのは極めて少ないと感じます。(もちろん、無意味な誹謗中傷や意見の否定を除いても、という話です)

そのような前提を問い直すようなディスカッションその行為ひとことで説明する言葉を持たなかったのですが、『考えるとはどういうことか』という本を読んで、それが『哲学する』ということであると説明してあるのに出会ってなるほど、と思いました、という話です。

本書には、『哲学を学ぶ』ことと『哲学する』ということは異なることだと書かれています。知識を学ぶことは哲学することの助けにはなるけれども、哲学するということは態度であって知識は必須のものではないと。だから哲学する態度を身につけて対話に挑むならばそれは子供であれ大人であれ老人であれコミュニュケーションが可能なら対話が成り立つものだと。そういう対話をするための場/ツールとして『哲学対話』というものが紹介しています。

すごく端的にいうと『前提を掘り返し続ける思考をする』が『哲学する』ということなのだと理解しました。そう考えると、偉大な哲学者の言葉を無思考で受け入れてしまうことはある意味で哲学することと最も離れてしまう行為にほかならないのでは、という気がするのは面白いですね。もちろん過去の哲学者の思考を学ぶことを否定しているわけではないということは理解してもらえると思います。

話を戻すと、哲学できるかどうか、これは頭のよしあしとは全然関係ないと確かにおもっていて、もちろん僕や誰かが持っている属性の全てを完全に捨て完全に普遍的な存在になることはできないのであくまで個人としての主観に立脚しつつもそのことを自覚しながらメタ的に自分や他人を見ながら話せる、そういう人はあまり怒らないというか喧嘩にならない気がするし、前提にたちかえった議論ができるし、話しててとても有意義なものだと感じます。

そう考えると、僕がこの人は面白いし信頼できる人、と思っている人は哲学することのできている人なのかもしれません。ちなみに意見が同じ過ぎても共感のみを求めているわけではないのでつまらないので、『異なる主義主張を持っているけれども』『哲学することができる』相手というのが一番話していて面白いような気がしました。

話題はあらゆることに及びます。自分や社会の前提を問い直すような問いかけや自分と違う主張を互いにフラットに議論できる面白さということですからそれはむしろ高尚で抽象的なことがらよりも自分たちのみのまわりの一般社会にあること、働き方であったり、恋愛であったり、結婚であったり、法律であったり、そういう話題に対して前提を問い直すような自分の違和感を話し合うことは既に『哲学する』ということだとなのだと思います。

そして表題になるわけですが、仕事をするならなおさら、そういうチームである、ということの重要性を感じるわけです。そういう対話ができるチームと、そうでないチーム。結果も違うと思うし、一緒に仕事する面白さも違うと思うのですよね。新しいチームを作るのもよいのですが、既存の職場のチームで本書の哲学対話をやってみるのも面白いのかもしれないなと思いました。

Photo by Shane Rounce on Unsplash

2019.02.14 Note

もう2月も中旬なので遅すぎという感じですがなんかまあいいかなということで書きます。何事も遅すぎることはない・・・とかいいながら50年後とかに201901の振り返りとかしたら逆に面白すぎると思うし、というかもう何も覚えていないと思いますが。というよくわからない話はさておき。

今回、トピック毎に最低三行書く、三行ルールというのを敷いてみました。まあレスポンシブで3行とは、という感じですがあくまで目安なので気にしません。

歯医者ヒッピー

かぶせものをしていたところがやや古くなっていて治療を始めたんですが、なんか色々あって通ってたところが不安になって旅が始まってしまった。やばいですね。しかしはやく決めて次いかないと。と思いつつなかなかうまくいかないものです。歯ってカジュアルになりがちな病気の中ではかなりクリティカルに不可逆性が高いと思うのでちゃんと考える良いきっかけ担っているように思います。

三澤遥 続々 at ggg

前からファンだったし、今回の展示をインスタグラムで見て完全にこれは行かなきゃと思ったので東京出張のついでに行来ました。動く紙とか、よく見かける水槽のシリーズとか。良いですね。グラフィックから来てる人の空気感てなんかあるなと思いました。ゴリっとデジタルから来ちゃうとなんか違うんですよね。説明うまくできませんが。まあもうこれから新しく出てくる世代にはそんな境目は無いのだと思います。

expo study meeting vol.01  at BIGSTEP

抜群の嗅覚を持つ人間さんが万博にぶっこむために企画開催した万博勉強会。万博マニアのフタガミさんと、ミラノ万博で活躍したティモテのイグチさん。フタガミさんの行動力もやばいし、ミラノ万博の制作のハードさも(想像通り)やばい。でもああいう仕事は、作る人間ならやっぱり受けちゃうよね、断る手はないよねやっぱ、という話でした。

Fab Meetup Kyoto at MTRL KYOTO

たまに行ってる。相変わらず個性的な人がたくさん。世の中にはこんなにエネルギッシュな人がたくさんいるし、その中で目立っていくというのはほんとになんなんだろう。すごすぎ。なんなの?それぞれの思いがあってそれぞれのプロジェクトがあって。星の数ほど、可視化されてない物があるんだなと。

未来の運動会 at 銀座ソニーパーク

YCAMのやつがベースなのでテック寄りな感じの未来の運動会。というかどこもこういう感じかと思っていたが必ずしもそういうわけでもないもよう、ということは後日知ることに。複数視点VR鬼ごっことかジャストアイデアを作り切るのが良いし、あとモーキャプシステムをカジュアルに持ってきてくれちゃうYCAM様素敵って感じですね。

京都府新鋭選抜展 at 京都文化博物館

藤 浩志「ジュラ紀から受け継ぐ」が展示してありました。物量多くて小さいものがたくさんおいてある系は好みなので単純に好きな感じです。他にも展示があったはずなのですが時間なくて見れず。単に展示するということでなしに、この展示だと持って帰れたり絵を書いたり(だったかな、忘れた)という鑑賞者を鑑賞者にとどめない、子供とかを巻き込む、という部分の仕組みのデザイン含めて作品という感じです。

京都美術文化賞 at 京都文化博物館

鈴鹿芳康さんのピンホールカメラを使った展示とか。もはや抽象絵画のように大変に美しく、改造感の高い写真を好みがちな自分やひたすらそういう方向に高性能化するカメラという機械を一歩下がって見る機会になったように思います。カリカリ目の絵が好きですしね。しかもとはいえとあるきっかけでf11まで絞る練習を僕は今していて、それでとりあえずスナップしてるわけですが、真逆なんだけどまあしばらくやります。

反応する作品展 at MTRO KYOTO

セイカの学生の展示。クオリティは粗いところはもちろんあるがイチ授業だから卒制のように時間がかけれるわけでもないし完成までいくだけ立派ですね。ちゃんと動いてるし。世の展示で動いてない「調整中」のメディアアート作品はいっぱいありますしね。アイデアも技術もある素敵な学生さん素晴らしいですね。

十日えびす at 京都

まあなんか。一応行った。商売繁盛するというし。しかし寒い。もうすぐ帰りたくなります。夜だし。しかし出店は繁盛しているし、当然神社も人だかりで、神様の力はわからないけど神のもとに集ってわいわい賑やかなのを目にすることでマインドが向上するのが神様の力なわけですごい!って思いました。

読書量が減る

去年の12月には週1冊くらい読めて大変よかった、というようなことを2018レビューで述べていたのですが、1月は減ってます。「西洋の自死」しか読めなかったと思います。ボリュームがあったというのはひとつ理由ですが、もうひとつが、読書に割り当てる時間を他のことにも割り当て始めたこと。難しいですね。

Photo by freestocks.org on Unsplash

2019.01.12 Note

少し前に長崎にできたアイランドルミナと最近大阪にできたサクヤルミナに行ってきました。

ルミナはMomentFactoryっていうカナダのものすごくイケてる会社が世界各地でやってる体験型ナイトウォーク。要は屋外で光ったり音がなったりインタラクションがあったりするやつです。詳細は以下公式ページに譲ります。

ISLAND LUMINA (アイランドルミナ)
サクヤルミナ | 大阪城ナイトウォーク

MomentFactoryは日本にも支社ができたんですけど制作拠点はない模様。TouchDesignerの活用事例なんかにも名前の出てくる会社です。以前東京で『食神さまの不思議なレストラン展』という、おそらくテーブルプロジェクションマッピングなど使った系のイベントも昔やってましたね。それには僕は行けてないので詳しくないです。

アイランドルミナとサクヤルミナの比較をしつつ、インタラクションやシステムという視点から両者の感想をざっくり。以降には若干のネタバレを含むかも知れないですが、個人的にはネタバレが価値を下げる類のものではないように思います。

まずどちらも屋外で、広いです。ナイトウォークというだけあります。ただ比較するとアイランドルミナのほうがあくまで体感ベースですがおそらくかなり広く、そういう意味ではサクヤルミナは若干の物足りなさがあります。アイランドルミナは森の中や海岸など自然の中を4~50分くらいは歩いた気がするので高低差もありそれなりに体力を使いその分ボリューム感も感じます。サクヤルミナは大阪城公園なので広さには限界があったように思います。それは演出の規模感にもあらわれていて、広さや大きさは圧倒的にアイランドルミナです。木に覆われた小高い丘にプロジェクションしたり眼下に広がる森にプロジェクションしたり。

一方でビジュアル/アートの面では、単にトンマナの話かとは思いますが、アイランドルミナは若干海外感が強い印象を受けました。キャラクターデザインとかCGのレンダリングの感じとか。その点ではサクヤルミナのほうが現代的でポップ、かわいいけどかわいらしすぎず、表情はある感じで、日本人になじみやすい感じのデザインという印象です。途中でプロジェクションマッピングで出てきた和服を着た狐のキャラクターも可愛かった。好きな感じです。あとアイランドルミナは主人公もCGでしたがサクヤルミナは主人公は実写、キャラクターはノンリアリスティックなCGでしたが、合成に違和感はなかったです。実写の人間を服装はヘア含めてうまくCGに溶け込ませていた印象です。

トンマナについてはもうひとつ明確な違いがあって、アイランドルミナのほうは徹底してノンバーバル。キャラクターは言葉を話さないし字幕のようなものもありません(と記憶してるけど違ったらすみません)。そのあたりで実はストーリーの進行を完全には把握しきれなかったかもしれないと思っています。最後のシーンも、あ、なるほどこれが最後ってことかな?みたいな。そういう点では全体の流れっていうものはそれほど強くはないように感じます。だとしても一箇所一箇所の空間の絵的なきれいさ、異世界感、光の演出が良いので、不満感はありません。それに対してサクヤルミナは日英併記の字幕があって、ある場面では日本語は喋ってすらいたような気がします。とにかくアイランドルミナほど徹底してノンバーバルというわけではないのは間違いなく、そこに思想の違いを感じます。そしてそれゆえアイランドルミナより若干ストーリーラインが理解しやすいです。そのあたりは見込み客層の違いから異なる思想になったのか、前回を踏まえて改善したのかはどうなんでしょう、気になります。他の世界中のルミナも製作時期順に全部観たいところです。

インタラクションはどちらも少ないです。いわゆる”インタラクティブさ”がストロングポイントではないように感じます。あの規模でしかも屋外で常設となるとそうそう複雑なシステムは組めない。アイランドルミナは2箇所、サクヤルミナは1箇所くらいだったかな?アイランドルミナのほうがよりフィジカルなインタラクションなので没入感はありました。サクヤルミナのほうがアイランドルミナよりもテクノロジー的には新しいものを使っているけれども、ユーザーがその行為を行うストーリーラインにおける必然性、といったものを感じさせるところには至っていなかった印象です。顔検出してどうこうとか。今っぽくはありますが、フィジカルな感じではなかったので、どちらが楽しいかは好みの分かれる所かなと。技術難易度的にはいずれも作り方の想像もつかないようなものではなかったのでその点では僕自身の自信にもなりましたが、同時に上にも述べたように特にアイランドルミナの広さを考えるとあの規模を作り切る膨大なプロジェクトマネジメントと機材面のテクニカルの凄みに目眩がする思いです。風雨にさらされながら全部問題なくちゃんと動いているってすごいこと。それにその広大なエリアを歩き回って色々な演出のされた空間に入って動き回ってとちしてること自体に既にインタラクティブなので細かなインタラクションはもはや重要ではないのかもしれない、と体験作りに関して新たな視点を得た気持ちでした。

システム的には全体を通してユーザーが複数の状態を保持するようなものも少ないです。エンジニア的に言うとステートが少ない、ということですね。アイランドルミナはユーザーの状態はゼロです。サクヤルミナはある場所で写真が撮られてそれが後で活用されますが、いっても状態遷移は最低限。最初に渡されるQRコードから後でアクセスするとウェブページでも見れます。僕がここ数年関わっているエンタメ系案件のお化け屋敷やアトラクションでQRコード発行して後から個人に生成したウェブページを閲覧できるシステムを何度も設計して作っているので、ああやっぱこうなるよねという感じでした。状態をあまり持たせない設計についてもまあこうするよね、っていう感じです。ソフトウェア内で完結するものでもない以上、状態を増やしていくと指数関数的に開発やテストが大変になっていくし運用時のトラブルも増えるので、エンジニアリングとして妥当な判断です。しかしだからこそ例えばUSJの妖怪ウォッチアトラクションのような膨大な状態を保持するものを体験したときにはそれはそれで作ったチームのすごみを想像して鼻がツンとする気持ちにもなったことを思い出しました。

サクヤルミナでひとつもったいないなと思った点としては、ルートの途中で大阪城公園内を歩く一般人もいるエリアをまたぐこと。普通にランニングしている人とすれ違ってしまので、どうしてもプレゼンスが剥がれてしまいます。アイランドルミナは隔離されているゆえにそういうことはなく、没入感という点ではアイランドルミナに軍配と感じます。まあそのかわりあの広さで誰も入ってこない場所を確保するために場所はむっちゃ遠いですけどね。

僕個人の考え方としては圧倒的なボリュームは満足感を向上させてくれるので大きいことはいいことだと思うし、またその規模を作り切るチームに興味がわきました。どちらも見に行って損はないように思います。

最後にあらためて「ネタバレが価値を下げる類のものではないように思う」と書いた点についてです。要は現地に行ってもストーリーラインを完璧に理解することの体験上の重要性がさほど高くないということ、謎解き要素や達成要素がないのでネタバレが怖くないということ。というかそもそもあらかじめウェブサイトにストーリーが書いてます。そういう設計になってます。そしてやっぱり空間の美しさや規模といった明らかに現地に行かないと得られない体験価値がコアなので、そこも言葉で説明されても写真が拡散されても特に問題がない。徹底してそういう体験設計になっているように思いました。

※写真はサクヤルミナ。

2019.01.09 Note

やりたいことに対して今知っているものは帯に短し襷に長しでツールを探して三千里インターネットを徘徊したよくある話。

最近ふとおもったのは、最小コストでクローズなテーマのグループを作りたいなと思った時に案外適したツールがなかったな、ということ。具体的には、例えば、友達と「健康診断に行こうぜ」って話題が持ち上がった。でじゃあそれについての話題を話す場所をサクッと作りたいなと。もちろん選択肢は目の前にたくさんある。しかし今までいろいろ試したけどどれもしっくりきていないという話で、かつこれを読んで誰かが教えてくれたらいいなという話でもあります。

まずFacebook Messenger。同業とか友人まわりだとFacebookをやっていないことはまずないので一番楽で、そういう意味でまずそれぞれのアカウント作成コストが実質ゼロなのは良い。またウェブもアプリもUIは枯れていて最低限はちゃんと使いやすいのも良い。しかし問題は作れるのはあくまで人単位でのグループだということ。つまりAさんBさんとイケダという3人で作れるグループはひとつで、異なる話題だから別のグループを作って話したいなというようなことはできない。これが最大の問題。もちろん他にもリプライがないとか発言にユニークなURLが振られていないとか検索機能がないとかもあるけど問題の大きさとしては一段階小さい。

Facebook Group。作るのが少し手間でトゥーマッチな感じがします。一度試したけどトピック毎にレスがついていく形は結構使いづらかったように思います。検索機能があればそこも気にならないのかもしれないですが。

Slack。まず登録がめんどくさい。やってない人もエンジニア以外だとよくいるし、まずSlackって何っていう人も多い。どのチームにつくるのよ、ということもある。新しくつくるのは完全にめんどくさいし、個人としてのチームにチャンネル作ってシングルチャンネルゲストとして呼ぶか?というとシングルチャンネルは不便。でもそんなプライベートなことのためにいちいちお金を払っているわけにもいかない。リプライのUIはそんなによくないけど一応あるし、あと発言にユニークなURLが振られているのも検索機能があるのも良い。でもやっぱり登録がめんどくさすぎてファーストチョイスにはならない印象。

Discord。正直一昨日までオンゲやる人が使うものだと思ってました。スプラトゥーンの文脈でよく名前聞いてたし。使ったことはありませんでした。そしたらTouchDesignerのSlackがDiscordに移行しようとしていると聞いてびっくりして、調べたらPython JPかなんかのSlackも移行したのかな?とか記事が出てきて ものごとのうつりかわりの早さにびっくり。やっとSlackを導入して嬉々としてる企業を見かけるけど、もう次の流れができちゃっているという、なんだこれ。ともあれ、自分もアカウントを持っていなかったくらいだし、やはりゲーマー文脈でないとまだアカウント持っていない人も多いとおもうので、これもファーストチョイスというのにはハードルが高いように思いました。あと使い方まだわかってないです。

これはもしかして答えはLineなのか。と思いつつ連絡ツールをできるだけ増やしたくないがためにLineを教えるのをできるだけ避けているのでLineアカウントを知らない人がほとんど。同業まわりだとFacebookは知ってるけどLineは知らないという関係性は多いんじゃないかなと。でも同じメンバーでも別のグループ作れるし、検索機能もるし、リプライもあるし、機能的には満たしている気がするので惜しいところ。PCアプリもあるし。

ということで理想のチャットツール探しの旅は続くっぽい。

※カバー画像の猫はUnsplashで”Chat”と検索したら出てきたからなにかはわからないが関係があります。

[20190111] FacebookのWebからなら普通に作れました。Messengerアプリとかからは今見てもやっぱり作れない気がします。(作れるのかもしれないが操作がわかりません)

Photo by Kazuky Akayashi on Unsplash

2019.01.07 Note

年始早々IoT検定っていうやつを受けてみたら合格したのでIoTプロフェッショナルコーディネータというやつになりました。2019年の幸先よい。

なにそれ?っていうとこういうやつだそうです。

IoT検定は、技術的な視点だけでなく、マーケティングやサービスの提供、ユーザーの視点から必要となるカテゴリ、スキル要件などを網羅し、それぞれの立場でIoTを企画・開発・利用するために必要な知識があることを認定します。
IoT検定には、企業や社会で評価されるという価値だけでなく、多くの魅力があります。

IoT検定とは? | iotcert

SIerでもない限りプログラマに資格なんて別に、という感じだと思うし、自分もそう思っています。資格持ってる人よりクソ凄いコード書けるほうが絶対かっこいいです。僕がついに頭おかしくなったと思う人もいるかも知れない・・・じゃあなんで取ったのかっていうと。

ひとつは、去年あたりに網羅的に関連の知識を抑えたいなと思ってamazonでIoT関連でよさげな本買って読んでたらそれがIoT検定対応書籍だったから、まあ勉強したし受けるか、ということ。なんか多分コードの勉強するだけだと足りなそうだなって思った感じです。本は良かったです。

単純に勉強のモチベ/目標にしたということ。なんかあったほうがやるしね。試験とか久しぶりだからエンタメ感。

プログラマ/エンジニアとしての経験があるからそのあたりの出題範囲はそこそこ点数取れそうかなって思ったけどやっぱり全然知らないプロトコルとか出てきて勉強になったなということ。

範囲は広め。戦略とマネジメント/産業システムと標準化/法律/ネットワーク/IoTデバイス/IoTプラットフォーム/データ分析/セキュリティ と結構ある。エンジニアリングじゃない範囲も多くてそのあたりは最初もちろん全然おさえてなかったので新しいこと勉強できてよかったこと。野生の天才みたいなタイプじゃないので基本的に勉強するの好きなんですね結局。

あとはコードを書く仕事としてはマジ要らない気もするけど、その範囲外も含んだ会話をするシーンが増えてきてたから、なおさら勉強しておいていいでしょ、と思ったということ。

まとめると、もちろんなんか仕事とかきたらいいけど、認知度はまだ低いし資格取ったから急に良いことはおきなそう。ハクがあるわけでもないし。だけど、この資格を取るために勉強をする範囲はさらって損なかった気がするのでOKという感じで思っています。

どっちかというとこれの上にある『IoT検定レベル2試験プロフェッショナル・エンジニア』の勉強をしてみたいんだけど資格自体準備中らしくて謎。IoTシステム検定っていうよりエンジニア向けの別の資格があるぽいのでそれはそれでかじってみようと思う。

とりあえず自分でなんか楽しいIoTデバイス/サービス考えて作りたいな。発明家になりたいのかもしれない。

※なんか合格証を4週間後に郵送してくれるらしいけどデータでください
※IoTプロフェッショナルコーディネータってプロフィールに書く勇気はないです(LinkedInとかならアリか?)

Photo by Bence ▲ Boros on Unsplash

2019.01.06 Note

明日から仕事始めだしベタに2018のこととか2019のこととか。なんか色々やったつもりだけど大失敗もあったりしてバタバタした気がする。

SPEKTRA

京都精華大学でTouchDesignerの授業を森岡さん水谷さんとでやったのがはじまり。その後MTRLでワークショップやったり。

クラブメトロでもやった。メトロでPC並べてワークショップしてる感じはむっちゃ異世界感あってよかった。

年の後半はいったんイベントはお休み。その間ライブのビジュアル演出とかVJとかなんかちょこちょこ機会を頂いたりしてそれも大変嬉しかった。作り方というか準備の仕方はフローの改善はしたい。制作そのもののことよりもメタ的な部分を作るというか。

ライブビジュアルをやってみたい、っていうのは目標のひとつだったので嬉しい。

あと、SPEKTRAって何なの?とか誰がいるの?とか聞かれることがあるけど、ちょうど今日もMTGしてて色々整理中だけど。関係者の中でもあえてこの活動を何であると定義はしていなくて。ていうか誰がメンバーとかも別になくて。個人的にはコレクティブでもあり物理的な場でもありイベントでもあり、なんかラボでもあるし練習場でもあるし、みたいなイメージをしていて、つまりあらゆる活動につく『タグ』のようなものだと思っている。または『ラベル』か。SPEKTRAというタギングで繋がった何かみたいな。ほんで多分関わってる人間によっても思ってることは違うと思うし。このあたりは一度整理したい。

ほんでまあ2019もなんかやるつもり。

海外出張

香港案件をいただけて出張設営。所属する会社によっては普通のことではあるけど自分にとっては海外出張したいぞというのは人生でクリアしたかったことのひとつなので嬉しい。

アルスエレクトロニカフェスティバル

『アルスエレクトロニカの挑戦』を読んでから、アルスに行きたいって思って、行った。で、行けたのはよかったんだけど、そこから適切なアウトプットと、そこからの波及効果みたいなところにはまったく繋げられていないので大反省。行けて良かった、で終わらせてる場合ではない。

ベルリン

アルスの前に寄ったベルリン。これも一度行きたかった街。他の街と比較検討できてないのでなんともいえないけど大変気に入りました。友人経由で紹介してもらった現地在住の人ともお会いできて。また行きたいな。仕事でも行きたいな。

マンションで水漏れ

シャワー出しながら寝落ちしてしまって下の階に水漏れしてしまった。保険に入っておいてよかった。下の階の方、ほんとすみませんでした。住居関係で人生最大の失敗。むちゃくちゃ落ち込んだ。

ウェブ系/WP案件

なんかもはやウェブもできるって忘れられがちな気がするけど、設計がいるようなそれなりの規模のJS書く案件は今年もやった。あとアーティスト高橋匡太さんの『ひかりの実』プロジェクトのサイト作った。珍しくWPとかやった。ディレクションしてデザインとコーディングはパートナーさんにお願いして、あと一部WPでできないところをPHPとJSを自分でも書いたりした。

英語

DMM英会話をぼちぼちやってた。ぼちぼち程度だけど、香港とかベルリン/リンツとかで日常会話はまあなんとかって感じでやらないよりは良かったと思った。能力というよりは勢いがついただけな感じだけど。

ただアルスでアーティストと話すのは全く無理だった。専門的な内容は難しいなぁやっぱり。こちらの意見を言うのはもっと難しくて全然無理だった。年末にはすっかりご無沙汰になっていたのでいったん仕切り直し。とはいえ俺が英語を完全に身につける前に音声翻訳マシンの精度が高くなりそう。

読書

本を読む習慣を変えて、読書量が増えた。11/17から変えて1/6時点で6冊だから8.3日/冊。週1冊くらいにできたらいいと思う。

岡崎明治酒場/B1MIRAGE

Touch使った初案件。ちょうどはまりそうだったから勝手に使っただけだけど。予算やスケジュールの制約でなんでも手弁当でやっちゃったけど、より規模の大きな案件もやっていかないと。全部自分でやるの好きだけど、良し悪し。

血バサミ女の観覧車

この案件は制作は株式会社闇とやったんだけど、個人的には動き方として目新しさがあったと思っている。なんだろ、テクニカルプロデューサー? 制作会社アサイン前から入ってる、みたいな。

ということで2019

総じて自分でなにかをするところは今までにやっていなかったことに着手できたとおもうんだけど、その直接的な結果からものごとか転がりだすようなところまでつなげれていなかった。今年はなんとかもう一歩進めないと。

あと、もう少し予算規模とボリュームの大きな案件の経験を増やしたい。そのために必要なものは・・・まあいろいろあるわな。

2018はそういえばアート系案件はやれてないからまたやりたいな。

研究開発系もやりたい。このあたりは総じて、入り方、要はお金のとり方をもうちょっと工夫できると思ってる。

C#/Unity、Node.js/Electron、HTML/CSS/JS、PHP書いたりシェル書いたり、Touch使ったり、Arduinoも使ったし、UML書いたりまあなんか色々した。色々するのも好きなんだけど、一応広くかじるという動きと、何かをもう少し掘り下げるという動きの両方を意識してちゃんとやらないと死ぬなって思った。2018はTouchの勉強以外は比較的TDかもしくはD、またはそこには含めることが難しい動き方の案件もあって、しかし「コンサルタント」って言うことにはやはり制作者的感覚では抵抗があって。そこもなんか良い名前考えれたらいいのではないかな。というか、具体的にイメージになってからじゃないと相談したら失礼だと思って、、、みたいな話も多いけど、テック知見含めて具体化しないとふたあけてみたらもう一度イチからみたいなときもあってもったいないし、イメージを具体化するときにもう呼んでもらえるようになるといいなぁ。

一方で、こういうものあったらおもしろいんじゃない?というものや、世の中的に意味があるんじゃない?というものを形にもっとしていかないと、と思っていて、それは個人制作物だったり、誰かを巻き込まないと作れないものだったり、作るだけじゃなくてサービスとして存在させないと意味がないものかもしれないし。関わるもの、解決する問題の幅をもっと広げる1年にしたい。あと人とお金をもっと巻き込みたい。

テキストはもっと書く。というか、仕事についてもう少しちゃんと文章で書いていかないと。

ブログといえばnoteとblogの使い分けが自分の中で定まらないのでとりあえずblogでいくけど、腹落ちする使い分けを探しているので、誰か良い使い分けルールがあったら教えてください。

という感じで今年もインスタレーション系、演出系、プロトタイプ系、ウェブ系、イベント、なんか色々やる所存なので、ちょっと話聞いてよ程度から気軽に相談ください!

Cover Photo by Crazy nana on Unsplash

2018.12.06 Note

Tumblrのアダルト禁止が話題。いくつか面白いな〜と感じるところがあったので残しておく。

まずふときになった点がガイドラインの文言。

最初に読んだ日本語版コミュニティガイドラインでは

性行為を連想させる画像、動画、GIFをアップロードは禁止されています。

とあるんだけど一方で原文の英語版コミュニティガイドラインには

Don’t upload any content, including images, videos, GIFs, or illustrations, that depicts sex acts.

とある。”連想させる”というと それは文字通り”連想”であって、例えば”赤”と言われた人がとっさに”りんご”を”連想”することは多々あるよね。そしてまたある人にとっては”りんご”の画像を見て性的な意味合いを感じ、また行為について連想してしまう人もいるかもしれない。これは曖昧かつ広範だなと。一方で英語の”depicts”という単語を調べると

depictの意味・使い方 – 英和辞典 Weblio辞書

(絵画・映画などで)(…を)描く、(…を)(言葉で)描写する、叙述する

depict | ロングマン現代英英辞典でのdepictの意味 | LDOCE

to describe something or someone in writing or speech, or to show them in a painting, picture etc

とあるので、”描写する”というほうが近しいのかなと思う。(が、実際のニュアンスはどうなんだろう?) 実際、英語記事を独自に翻訳したとみられるギズモードの記事では

さらばエロTumblr | ギズモード・ジャパン

性的行為を表現する画像、動画、GIF、イラスト、画像など。

と、”表現する”と訳している。これは”描写する”に近い表現だと思う。ちなみに”性行為”と”性的な行為”というふたつの表現も”美女”と”美女っぽい人”というアナロジーで考えると、それらは全く異なる表現であることがわかる。いや話が飛躍してしまったので戻す。

とにかく”◯◯を表現または描写した画像は禁止”言われるのと、”◯◯を連想させる画像は禁止”と言われるのとでは、日本語の感覚でいうと、ニュアンスとしては結構違うよね、っていう感じがする。”表現する”は自己が主体であるのに対して、”連想させる”は他者の内心で起きていることであって、さらに想定不可能な話しだなと思う。まあ、もちろんどちらも結局は曖昧なんだけど。(”表現しようとしたか”という内心を客観的にはかることなんてできないしね。)

じゃあ現実的な運用に目を向けると、目的がAppStoreへの登録であることを考えると「疑わしきは罰する」になるのだと思う。いきなり削除ではなくプライベート表示になるだけでかつ異議申し立てができるというソフトな処置を考えると、逆に非表示にする処理は機械が感度高めに処理して怪しいやつは全部対象になるくらいの勢いなのかなと推測する。枚数が多すぎるしね。人間も何割かは参加するだろうけど。

そう考えると、主体が逆転する。”表現しようとしたかどうか”は審査する側(人間&機械)からすると他者の内心をはかる行為である。故意に表現しようとしたかどうかなんて結局わからない。でも日本語訳のほうの”連想させる”で考えると、”連想する”のは審査する側(人間&機械)なわけで、そうすると自己の問題になる。これは大変シンプルな基準だ(理想的かどうかは別の問題だが。)。そう考え始めると個人的には英語版より日本語訳のほうがしっくり来た。

またこの連想の主体が審査側ということを考えると、特に機械を目を向けると、”機械が判定する”ではなく”機械が連想する”となる。まあただの言葉遊びなんだけど、”連想する機械”っていうと”判定する機械”というときにはなかった体温を唐突に感じ始めるなぁ。

以前ボストンダイナミクスのロボット犬のストレステストで蹴る動画を見て「なんだか可愛そう」という批判があってあの件は人間の感受性/仲間意識の非常に面白い事例だなと思っていたんだけど

いつか人間の想像力がさらに拡張してもしああいう動物的な形がないAI(特定の形のないソフトウェア、ここでは曖昧な単語であることを承知の上でAIというが)、例えば今回のような判定アルゴリズムにもいつか人間は愛着を感じ始めて、「大量のエロ画像を判定させるなんて可愛そう」となる時が来たら面白いな〜とか思った。

映画『her』のAIがアダルト画像のフィルタリングをさせられるみたいなもんか。それは確かに「可愛そう」と言い出すのは容易に想像がつく。

しかしそうなるとこんどはチューリングテストをクリアするような高度なAIはかわいそうだけど単純なアルゴリズムはかわいそうじゃないのかみたいな議論になる。そこから人種差別ならぬアルゴリズム種差別反対みたいになり、あまねく全ての機械を人間から開放せよ!みたいな人間が出てきて…最終戦争だな!

tumblrから飛躍しすぎた。

まあなんだろう。世界はいくらか不健全じゃないといけないと思うんだけどね。昔は空き地に落ちているエロ本というのは子供達のお宝だったわけだけど、いつしかインターネットにとってかわられていつしかもう落ちてることなんてないと思う。しかしはじめは空き地のように自由だったインターネットがいつしか整備され清潔になりエロはなくなり、いつかまたリアルな空き地に落ちているエロ本を見つけて喜ぶ時代が来るのかもしれないね。

Photo by Bárbara Montavon on Unsplash

2018.11.12 Note

家事をやる時間はできるだけ短縮したい。そう思って全自動洗濯乾燥機を導入したり、そもそも洗濯物をたたまないスタイルにしたり、食事はNoshにしたり、といろいろやってみている。なかでも掃除がやはり発生するので家事代行を依頼してみようと思った。
いろいろ調べていたところベアーズが大手らしい。DMMオカンは撤退しちゃったしね。あとはダスキン。ただ月何回以上と決まっていて、価格と回数を考えるとそこまでは要らないのでもう少し柔軟かつリーズナブルに抑えられないかなと思った。

マッチングするだけのカジーというサービスに当たる。しかしやっぱりいきなり一般人を入れるのは不安。最初は派遣型にしよう。

dリビングっていうドコモの月額サービスに申し込むとベアーズとダスキンが安くなる模様。しかもdリビングを通すことでスポットでも使えるとのことなのでまずdリビングに契約した。

いざdリビングに申し込んでみて、経由でダスキンの家事代行に申し込んでみる。ところが、なんか人気らしくて1ヶ月先まで埋まっているとのこと。掃除依頼したいなぁと思って1ヶ月先に来てくれてもなかなか使い方が難しい。1ヶ月感汚い状態で置いておくわけにもいかないしね。スポットの意味があまりない。

DMMオカンも需要過多で撤退したくらいだし、みんな結構家事代行使っているだなと思った。dリビングは今の状態だと活用できないので解約する。今回は結論としてはいったん断念。家事代行の活用はまたチャレンジしたい。

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2018.09.06 Note

1週間ほどベルリンに行った。目的のひとつにベルリンの自転車カルチャーへの興味があったのでまとめる。

なぜ自転車なのか

自分は京都市内の比較的便利な地域に住んでいて、また車を持っていないことなどもあり自転車にもよく乗る。ただ走行や駐輪で色々ともっとこうだったらきっとみんな便利なのになと思うことが結構あったりする。

ベルリンやアムスや北欧では自転車の利用者が多くて都市もそれに応じたつくりになっているという噂レベルでの知識はあった。自転車活用が進んでいると聞く都市のありかた、自転車利用のされかた、市民への受け入れられ方、行政のかかわりかた、などなどを実際に見てみたかった。というのがベースにあり、自転車を借りてあちこち走ってみた。住んでいる京都や日本との違いを考えてみる。

そんなわけで目的は「正確を期したリサーチ」ではなく「実際にその場所行って感じてみる」ということで、意図して嘘を書くつもりはないけれども必ずしも全ての記述の裏どりをしているわけではないので、印象と実際が違うことはあるかもしれないので注意。

なぜベルリンなのか

じゃあなぜアムスや北欧ではなくベルリンなのかというとこれについては深い理由はなくて。今ちょうど友人が住んでいたり、前に住んでいた友人がここのところまわりに増えている状況で。あとはその他いくつかの別の興味とあわせて来たかった。

走行について

まず走行について。

右側通行。かなりの場所で自転車車線が明示されてる。幅は自転車が1.5〜2台程度は遠れる程度。大体は車道にあるが、歩道に作られてる場所もある。線がちゃんと引かれてる場所も多いけどないとこも多い。

専用車線が設置できているのは日本より道路が広いから?というと全然そんなこともなく。表通りの広さは正直京都と大差ないのではないかと。ベルリンは多くの場所で道路脇に自動車が駐車できるのでまずそれが並び1、その次に自転車車線があり、場所によってはさらに路面電車も走ってる。自動車は片側1車線しかない所も多かった。基本的に譲り合いが発生。

そもそも自転車専用車線のあるなしというよりも自動車ユーザーからの自転車の見方が異なる感じがした。車として扱ってくれてるし、ギリギリをスピード出して走られたりしなかったし、譲ってくれるし。あくまで印象ではあるが恐怖を感じる瞬間はほぼなく、大変走りやすかった。

ただ路面についてはヨーロッパっぽい石畳の道路もそれなりにまだあり、そういう場所はもう全く自転車向きではない感じで走るのは苦行。

駐輪について

ここかなり日本と違くて、そもそもどこにでも停めて良い。もちろん厳密には禁止の地域もあるそうだけど、特別なケースを除き基本的にはどこに留めても良く、そもそも「駐輪場」というものがない。

どこにでも停めれるので、目的地まで行ってサっと停めてお店などに入りまた移動ができる。当然街中のあらゆる箇所に自転車がとまっているのだけど、迷惑駐輪だとかそういう話じゃなくて皆がそういうものだと受け入れているし、皆が当事者としてメリットもデメリットも享受して受け入れているように見えた。このあたりは車道での譲り合いにも感じたしベルリンの精神性なのかも。

で実際どこにでも停めてよい環境で自転車に乗ってみて思ったのは、経済的なメリットも大きいのでは?ということ。ベルリンもわりとコンパクトシティで、自転車でせいぜい端から端まで1時間程度と聞いた。お店がいっぱいある中心地になるともっと狭い。

個人的な感覚だが、古い建物が多く、グラフィティやステッカーに溢れた街で、自転車がいっぱい停まってるのは似合ってたように思えて、美観としても問題がおきてない気がした。このあたりはもちろんその街によるよね。

自分が観光客だったのでその視点でいうと、どこにでも停めれるおかげで相当あちこちに行った。記録を見ると30キロ以上走ってる。グーグルマップでお店を調べてあちこち行ったのでお金は落としているし。当然だが徒歩客が多いケースより商圏が広がっていると思う。商圏という点では観光客ではない住民についてもそうだろうし。

京都の最近の一部地域への過密な観光客の流入、バスの以上な混雑、は別の移動方法を提供することで能動的に分散してもらい、緩和できたりしないものかな、などと思った。当然京都で活発にお客さんが来るエリアが増えるメリットもあるんじゃないのかな。

もちろん人口密度の違いなどもあると思う。

公共交通機関への持ち込みについて

これも事前知識としてあったので期待して行った。これについてはやや期待はずれだったように思う。ちなみにベルリンには路面電車と地下鉄があるんだけどたまたま地下鉄ばかりでトラムにあまり乗ってなくてよくわからないので地下鉄の話をする。

地下鉄には自転車をそのまま持ち込める。チケットは有料で追加。200円くらいかな。ただ、たしかに自転車をもちこめるんだがいかんせん地下鉄ホームへの経路が全くバリアフリーではなく(車椅子の人とかどう行くんだろう)エレベーターとかない。担いで持ち込むしかないようにみえた。

女性で持ち込んでいる人とかも担いて持って来てるわけですごい。

そんなことからか、総じて利用者自体はそれほど多くなく1週間いても自転車を持ち込んでいる人を見かけることのほうが少なかった。

シェア自転車について

世界中で話題のシェア自転車。賛否はあるよね。ベルリンにもここ2年くらい?でガっと増えたらしい。

最近読んだ記事によると本国の中国では色々と問題が出ていてもう禁止されちゃった行政区とかもあるそうで。ベルリンについては聞いた話だとここ2年くらいで急に増えたとかいう話だけど、見た感じすごく上手く運用されているように思う。

どういう点がうまくいっているように見えたのかというと。

まず、中国の写真でよく見かける、走行不能で放置されている自転車。そういうのを一度しか見なかった。

走行は可能だが半分故障している、というようなものもまずない。たまに、ちょっとキコキコいうかなという程度。キコキコいうやつに当たっちゃうと、すぐアプリで別の自転車を探して乗り換えたりしていた。故障もアプリから申請できる。空気もすべて入っているしメンテがきちんとされているようだ。ちなみにノーパンクタイヤではなかった。

ひとつは中国に比べてまだ導入時期が浅いので自転車自体の老朽化がまだしていないのかもしれないとか、日本や多くのアジア地域に比べると高温多湿ではないのでサビたりなどダメージを受けづらい気候なのかもとか。国民性以外にも違いはあるのだと思うが、総じてうまく運用されていたように思う。また存在自体を迷惑に感じているかというのも何人かに聞いたがそれもない模様。ここでも存在を受け入れている感じがする。

あとは、経年劣化で設備更新時期になったときにそのコストをまかなえるのかということかな。

ただ日本と異なりどこにでも駐輪できる感じなので利便性が半端なく、メンテもされている分乗りやすいし稼働率もかなり高いように見えたので、良いサイクルがまわっているのかもしれない。

ちなみにベルリンでよくみかけたのはオレンジ色のmobikeと

緑色のlime bike。

mobikeはギア比と車輪の小ささで漕げども漕げどもなかなか進まず僕はややつらくて、limeは電動アシストだし大変快適。ほぼlimeに乗ってた。記録を見ると24kmくらい走ってる。ベルリンでは身分証とかなしにアプリ入れたらサクっと乗れるので、とにかくむちゃくちゃ便利。社会問題化してる感じもいまのところしなかったので、今の利便性が続くといいな。

市民運動

クリティカルマスというイベントに参加した。

多数の自転車利用者が週末に一緒に走り、自転車に優しいまちづくりをアピールするイベント。自発的に発生しているという形態らしい。ベルリンでは月に一度行われている。

あとなんかこれはちゃんと調べれてないんだけどベルリンでは自転車が一定以上の台数が集まると1台の自転車として換算される?とかで団体が続いている限り後続は信号でも止まる必要がない。だって1台のながーい自転車が走ってるわけだから。っていう風に聞いた。そんなわけで延々と走り続けれる楽しいイベントだった。

いわばデモ文化なのだが、日本でデモというとものものしい雰囲気という印象を持っていたが、クリティカルマスは楽しい雰囲気。思い思いのちょっとした仮装っぽいものをしている人もいたし、自作の目立つ自転車に乗ってる人もいたり。中にはインラインスケートの人もいたけど。

あとは沿道に立っている人たちが歓声あげてくれたり、ハイタッチしてくれたり。みんな楽しい模様。

気になるのは自動車で、自動車ユーザーからしたら迷惑でしかないと思うのだけど、クラクションを一度も聞かなかった。とはいえやっぱり無理やり進んでこようとする人もいるみたいなので警察が車道に立って止めてくれてる。

ちなみに「クリティカルマップ」というアプリがあって、これを入れると参加者でアプリを入れてる人の現在地がわかるから、団体がどこにいるかわかるので、参加したければそこに行けばいいし(ただし移動してるから追いつかないといけないけど)、避けたければアプリを見れば避けれる。

その他

全然別の話としてベルリンにはスケーターは全然みかけなくて。移動手段として使ってる人はまれにいたけど、トリックの練習してる集団はいなかった。どこかにはいるんだと思うからエリアが違ったんだろうな。

まとめ

オープンさ。変化を許容するということ。あとは古いものが残ってるところとか、気候的な強みもあるのだと思うし。色々と好印象だった。

車道を普通に電動スケボーではしってるひともいるし、キックスケーターやインラインスケートやらセグウェイやらがそのへんをはしってた。セグウェイはさすがに日常使いじゃなくてレンタルだと思うけど。このあたりはゆるい。

公共交通機関と徒歩の間を埋めるもの、自動車移動と徒歩の間の存在。日本では(でも?)都市化・集積化がより進んでいくと思うこれからの日本において、集積しつつもその集積可能なエリアを広げるために絶対に必要なものだと思っていて。

マイクロモビリティもそうだし、モビリティでなくても自転車もそう。実はずっとこの領域にすごい興味がある。だけどそもそも法改正しないといけないからビジネス的な興味というよりはまずは法律改正への興味かな。法律がなんとかならないとビジネスも育たないからね。

京都のことをいうと、地下鉄烏丸線沿線がやっぱり家賃が高い。便利だからね。あとは他の地下鉄沿線。ただ駐輪がとかく不便なので駅まで徒歩のケースが多いんだけど、そうすると10分はもうつらい。だから烏丸線でいうと、たとえば堀川まで離れると家賃が一気に落ちる。お店も減る。商圏としての価値も住居としての価値も地下鉄すぐに比べると圧倒的に低いわけで。だけどこれが別の便利な移動手段があればどうだろう。移動手段のアップデートで、東京とは別のアプローチで街の価値もっとあげれるとおもうのだけどな。

ちなみに田舎に行って自転車を自由に乗って止めれる場所に住めばいい、かというとそうではなくて。地下鉄などの公共交通機関が発達している都市部での自転車(ないし類する位置づけの移動手段)との組み合わせによる歳の発達に興味がある。

どっかそういう街って日本にないのかな?そういう所があれば少し引っ越してみたい。筑波なんかは一時期セグウェイの社会実験してたっけ。どこか変化に寛容で興味深い街があれば知りたいな。

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2018.08.17 Note

先日の香港出張のこと。案件の中身のことというより、持ち物のこととか現地でのこととか。基本スタイルは、時間と体力は可能な範囲でできるだけお金で買おう派。

最近、知人がシンプルになにかそういうの書いてるのを見て短い感想の羅列であっても得るものがあったので、自分も箇条書きでいいので気軽に書いてみようと思う、というのが発端。

案件の設営。2018夏。期間は約10日間。

業界的にはインスタレーション案件というくくりになると思うが、インスタレーションていう用語がもう広く使われすぎてよくわからん感じになってると思っている。デジタルアトラクション/エンターテイメント系のお仕事といったほうが良いのか。

なのでウェブ案件の出張より持ち物が多い。パソコンはMacとWinを個人で2台持ち込み。

ロールはテクニカルディレクタ/プログラマ。

行きの飛行機、キャセイは快適。機内食もまあまあ美味しい。

帰りのホンコンエアはエアコンが無茶苦茶寒かった。長袖長ズボン必須。首も冷えから守りたい感じ。

香港は暑い。けど正直日本のほうが暑かったかも。

行く前に聞いてみたが、全体的にエアコンがきつい。外に出ると暑いけれども、汗をかくことに慣れると長袖長ズボンのほうが体調が良い。首が冷えると頭痛と肩こりが酷いタイプなので、首元の高いタイプでかつ脱ぎ着のしやすいジップアップのパーカーが重宝した。

とはいえ十分に首を冷気から守れてる気はしないので、もっと考えたい。これは日本での日常でも目下の課題なんだけど。

唐突に雨が降るからバックパックは防水・止水が安心。

折り畳み傘も入れておく。アウトドアショップに行くとびっくりするくらい軽量のやつが売ってる。

現場で机が確保できるとは限らないので、作業しやすい姿勢を確保するのは重要。ヘリノックスのタクティカルチェアを持っていった。今回は近場にスタバがあったけど現場では机確保できなかったから持っていってよかった。→ https://amzn.to/2Bd3QSe

スーツケースは無印の一番大きい104Lのやつ。私物では半分以上あいてたが持ち込み機材とか入れると結局埋まるし帰りはお土産でも入れたらいいのでやっぱり大きいは正義。

スーツケースのハンドルのところにカバンを固定できるアイテムをAmazonで見つけたから買ってみた。便利。「 バッグとめるベルト ブラック×ブラック」ってやつ。→ https://amzn.to/2Bh5x13

案の定中盤くらいでお腹こわした。原因は不明。水も気をつけてたんだけど。日本から薬をたくさん持参してたからよかった。
– 風邪薬
– 酔い止め
– 眠気止め
– 胃腸薬
– 睡眠薬
– 傷薬
持ってったこと自体はよかったんだけど、びっくりすることに全部向こうで売ってた。

モバイルバッテリー。いる。

USBメモリ。なんやかんやで1回くらい使う。

SSDモバイルストレージ。大容量の映像とかのデータの受け渡しはこれが一番早い。今回は使わなかったけど。

折りたたみハンガー。2,3本。今回はホテルで洗濯してみた。風呂場で洗って干してみる。全然いける。

爪が伸びてくるとタイピング時に気持ち悪いので爪切り持参。

機材運びもあるので、たためるサブバッグは必須。かつ重いから強度のあるやつ。ジッパーで閉めれるやつ。無印のナイロンのやつ。DELLの重いノートPCと電源とその他ゴチャゴチャ入れても全然やぶれる気配なし。

PCまわり。
– コンセント変換は万能タイプが便利かなっておもったけどかさばるのでどうだろう。買ったのはこれ→ https://amzn.to/2Bieozu
– 口数増やすのにたこあし。これが便利で好き。→ https://amzn.to/2MUTmbP
– USB充電器もやはりいるのでAnkerのUSB3.0x4, PDx1のやつ。でも正直PDいらなくてUSB3.0x5のやつでよかったかも。→ https://amzn.to/2Bh41fl
– これらはホテルでも現場でも使いたくなるけど毎日持って歩くのは無駄なので、ホテル置き用と現場置き用で各2個ほしいところ。

唐突に会食が入ったので現場近くにあったユニクロで白シャツを買う。大人としては確かに1枚入れとくべきだけど設営なので油断してた。

毎日中華を食べてるとさすがに飽きてくるので、現場横にあるスタバがオアシス。香港限定メニューのシリアル入りヨーグルトがすごい美味しくて毎日欠かさず食べてた。日本でも出ないのかな。

ライトニングケーブルとかUSBケーブルはすぐなくなるので多めに持っておく。

ウィンドブレーカーをパーカーとは別に持っててよかった。持ってみると用途が別な気がするなこれ。

iPad Pro + Apple Pencilは今回現場初投入してみたけどむっちゃ便利。現場だとどうしても立ちながら話したりすることも多いし、メモしやすい。図も書けるし文字も書ける。あと写真とって指示とかも書き込めるし。

持ち物に困ったら直前にでも無印に駆け込むと電子機器以外は大体揃う。見た目もマシ。ありがたい。

焼きそばとかチャーハン。中華が無茶苦茶美味しい。

タクシーは英語あんまり通じない。目的地の駅名・ホテル名を連呼したらなんとかなる。

日本食も、吉野家もあるしかつ屋もあるし、なんか普通にある。中華に飽きたらたまに食べれる。

マスク。日本からマスクを持っていったのを大体使ってた。飛行機もそうだし、現地はなんだろう粉塵かな?喉痛かったのでマスク外してしばらくしてみると喉痛かったので意味あった感じ。

現場ではなにかと不測の事態が起きるので香港の秋葉原的な場所の「黄金電脳中心」ていうところに行って足りないモノ探し。ゴチャゴチャしてて超楽しい。仕事じゃなく行ったら1日いてしまいそう。

オクトパスカードっていうやつがあって、現金から駅で作れて、電車に乗れて、お店でも使える。使えないお店もあるけどコンビニとかスタバとか新し目のお店では大体使えた。駅でチャージできる。便利。

街自体、活気があってすごくよい。お客さんの反応は違う部分もありつつ、日本と同じ部分もありつつ興味深い。良い経験だった。香港もまた行きたいし、日本国内はあちこち設営でいったので海外もあちこち行きたい。

Photo by Ruslan Bardash on Unsplash

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