2015.10.03 Event, Works

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「スパイラル」30周年記念事業展覧会「スペクトラム ―いまを見つめ未来を探す」展で、高橋匡太さんのインスタレーション作品<いつかみる夢「散華」>をシステム面担当でお手伝いした。東京都青山にある、ギャラリーと多目的ホールを中心にワコールアートセンターが運営する施設が、スパイラル。

30年の流行色の変遷をテーマにした流れるような照明演出と、過去と現在が重なり不思議な感覚をもたらす映像で、作品は構成される。
一面が色に染まった空間と薄暗い空間に明るく浮かび上がる不思議な映像は幻想的で非日常をもたらしてくれる。ずっとそこでぼーっとしていたい気持ちになる。設営中にごろんと仰向けになって空間を味わえたのは役得。

それに過去は平面だったけど今回は長い階段状の通路に設置したから立体感があってそれもよい影響をもたらしてたと思う。

何度かお手伝いさせていただいているのでシステムやノウハウ的にはかなりこなれてきて、タイトなスケジュールだけどなんとか。初回の大変な記憶からすると成長したなと・・・ただそれでもまだトラブルがあるのが現場の難しい所。毎度場所違うし。リスクはゼロにはならないけど、最小化するために機材決めたり、削られがちな機材費をクドクド説得して予算引き出したり、オペレーション決めたり。なんかそういうのも役目。
スケジュールがタイトだったからiOSは友人のMasashi Tanakaに手伝ってもらって。なんとか。

開催は2015年9月26日(土)— 10月18日(日)なので、お近くに行かれる機会のある方はぜひ。

[ Credit ]
Masashi Tanaka : iOS Programming
Kousei Ikeda : Technical Direction, Programming

2015.07.27 Event

iroiro_WEB

今年の前半にウェブ関連のことを教える機会をいただいていた「いろいろスクール」というのがありまして。ありがたいことに、秋にも開講させていただくことになりました。7/6から、第二期の受付開始してます。今回も前回と同じく、いろいろデザインでテクニカルディレクターとして多方面の活躍されてる長山さんと、僕、の2名でやります。

で、「いろいろスクールって何なの?」って言うと。サイトの説明を拝借すると

iroiro school は、近年「つくる」だけでは対応が難しくなってきた「ものづくり」の仕事に、 必要な技能や新しい考え方を教えるデザインのスクールです。これからのものづくりに必要な、プラスαの実践的スキルや新しい気づきを得られる講座をラインアップしています。

ということで。株式会社フィールドさんが主催で、いろいろデザインのサノさんがプロデュースという形。全16講座くらいあって、個性的な講座も多くて面白いです。その中では僕らの講座はフツーです。笑 僕自身は他の授業受けてみようかなと思ってます。

前回の講座は広く浅く手を動かしてやってみる方向性だったのですけど、今回はプログラミングを学ぶことにフォーカスして、題材をJavaScriptに絞ってます。かつ、様々なレベル感の方に受講いただけるよう、基礎と実践の2講座各4回にわけています。
基礎では、まずはプログラミングの基礎を学ぶということ。実践では、より上位の概念や知識を身につけるということ。もちろんどちらの講座も、抽象的な概念だけ話して終わるわけではなく、実際にJavaScriptを書きます。

ただ、特定のライブラリやフレームワークの使い方を覚えることに特別に重きを置きません。なんかよくわかんないけどこう書いたらいける、というのではなく、プログラミングにおける基礎的で汎用的な知識、言語に依らずに必要な概念、のようなものを重視しています。
ライブラリやフレームワークはツールやアプリのようなもので、どうしても流行り廃りがあります。でもJavaScriptの根本がわかればライブラリの流行には左右されないし、言語を横断した知識はJavaScript自体がなくなっても他の言語で使えるものだからです。
もちろん、ツールを使いこなせることもそれはそれで必要なので、ただフォーカスするレイヤーとして今回はそこではないということです。とはいえjQueryには触れますし、描画系ライブラリも触れる予定です。そしてまあJavaScriptは多分なくなりません。笑

そして以下が講座予定です。

基礎講座 第1回 8月29日(土)『プログラミングを知ろう(1)』
– プログラミングって?
– JavaScriptって?
– 開発環境設定
– 変数
– コメント
– 条件分岐

基礎講座 第2回 9月12日(土)『プログラミングを知ろう(2)』
– 繰り返し
– 配列
– 連想配列
– 関数

基礎講座 第3回 9月19日(土)『JavaScriptを知ろう(1)』
– オブジェクト
– DOM
– Event

基礎講座 第4回 10月3日(土)『JavaScriptを知ろう(2)』
– jQuery基礎
– jQueryをつかったDOM操作
– jQueryをつかったイベント処理

実践講座 第1回 10月17日(土)『オブジェクト指向を知ろう(1)』
– オブジェクト指向とは
– プロトタイプベースとクラスベース
– JavaScriptのプロトタイプを使った疑似クラスの生成

実践講座 第2回 10月31日(土)『オブジェクト指向を知ろう(2)』
– 実践的なクラスの設計と管理

実践講座 第3回 11月14日(土)『JavaScriptをもっと知ろう(1)』
– 外部との通信
– 非同期処理
– クロスドメイン通信
– Deferredを使った非同期処理

実践講座 第4回 11月21日(土)『JavaScriptをもっと知ろう(2)』
– モーションプログラミング
– 複雑なイベントの管理
– イージング・物理モデル
– 描画とパフォーマンス

レベル感としては、制作会社で働いているデザイナー/コーダーさんでJavaScriptこわい、でもちゃんとやってみたい方に基礎講座、とりあえず書けるけどクラスとか設計ってなにそれみたいな方に実践講座、がちょうどいい内容かなと思って組み立てています。
もちろんJavaScriptを身につけたい、プログラミングになんとなく興味がある、一般の方も歓迎です。基礎講座はプログラミング経験全く無しで問題ないように想定しています。基礎レベルは不要だなという方は実践講座だけ受けていただくことも当然可能です。

ご興味・ご検討いただけたら幸いです。

JavaScriptで学ぶプログラミング基礎講座 | いろいろスクール(iroiroschool)
JavaScriptで学ぶプログラミング実践講座 | いろいろスクール(iroiroschool)

2015.06.03 Event

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先日グランフロント大阪で行われた、「ウェアラブルとHCD」というテーマのHCD-Netイベントに行ってきた。神戸大学大学院工学研究科、塚本昌彦教授がゲスト。ヘッドマウントディスプレイ10年間装着されていたり、左右の手に3つづつスマートウォッチを装着されていたり。まずは身を持ってやってみる!という明確さはとても素敵である。

気になったところだけ。

塚本教授:「ちょっと使ってすぐに使いづらいっていうレビューがあるけど、そういうのはこういう小型デバイスには話が違うのではないか。使っていって理解するものだとおもう。」

AppleWatchはものの新しい使い方を提案するデバイス。だから知らないのは当然。「知っている」ものは「使いやすい」と(たとえほんとは使いやすくないとしても)評価する人間の性質からして最初は使いづらいと思いがち。だからその時点で判断するのはちょっと違うんじゃないのかな、と塚本教授。

塚本教授はHCDについては自分は詳しくないと前提を置いた上で、そういうのはどうやってはかるの?という問題提起をイベント的にしてくれた感じだった。ほんでまあHCDって言っちゃうと人間だれしも使いやすいみたいな雰囲気が出ちゃうけど、その製品のユーザーじゃない人にとって使いやすくても意味ないし、必要ないし、ユーザーだとしてもさらにコンテクストが重要なんだよ!とかちゃんと考えればはかれるということなのだけど、そこはまだちょっと僕は語れる程詳しくないのでそれは置いといて、関連して思ったこと書く。

習熟しないとあまり意味が無いものがあるとして、もちろん習熟していっても使いづらくてかつ価値もなければまず無価値。学習しやすいものとなるべき努力もする。でもどうしても、少なくとも「ユーザーが知ってるもの」とは違うんだよね。ユーザーは例え使いづらくても、知っているものからなかなか出ないからね。「習熟したら価値がある」かどうかもそもそも実際にやってみないと判断できない。ジレンマ。

そこで、ブランドとしては、こうなりますよ!生活をこう変えますよ!っていうのを映像/画像/文章で頑張って提示する。そこはコミュニュケーションの領域で、仮のインタラクティブな体験をさせてあげたりとかもっとやれそうだね。ウェブ上でスマホUIをさわらせたりとか(インフォバーとかそういうのやってた)してたよね。習熟コストがもっとかかりそうなものに適用したらどうなるかなぁ。

で、まあそれがちゃんと伝わったと仮定して、モチベーションがわいたとしても、まだ依然として学習コストが不明であるという問題は残る。仕事での新しい言語とかツールの習得に置き換えて考えると。それを使いこなせればこうなる、という部分がわかったら、次に知りたいのは「どのくらいの学習コストでどのくらいのリターンがあるのか」。素晴らしいものでも1年間みっちりやらないとそれまで全く使いものにならないなら手を出しづらいし、ちょっと便利になるっていうだけのものでも学習コストが微小ならすぐに取り入れやすい。理想は、間を取って、ちょっとの学習コストで一応は役に立って、どんどん習熟していくにつれてさらに役に立っていって奥が深い。という習熟曲線だと思っている。

知りたいのはその部分だけど、それって人によっても違うし、製造者側から提供される情報として存在することは少ない。自分に合った情報が欲しい。情報のマッチング。そこはインターネットが得意なはずなんだけど、でもやっぱ最終的には知人に聞くのがまだ最強。まだまだ情報のマッチングには進化の余地あるってことかな。
まあほんで、だから現状持っている技能とか色々なものが似てるかなーっていう友人に聞く、のが結局一番の解決策になる。同様に友人ではなくてネットででもとりあえず人に聞くと。ここはノウハウだから、機会は決して教えてくれない。し、ひとによって違うから、絶対の正解もない。その分、誰かが先にコストを払ってる情報をもらうわけだから。感謝はすべきだし、お返しもすべきだと思う。自分もなにか新しいことをやってみて情報を共有すると。

とおもったら、それはブログ文化か。小さなことでも、自分もブログを書くことに意味があるのはそのあたりだと思う。自分はネットから情報を得てるわけだから、これはお返しだ。

フリック入力の例を教授が出していて、確かに自分はガラケー時代もポケベル入力の機種を選んで買ってて(それゆえ選択肢が少なくて困ったけど)、iPhoneになったあとも購入してすぐに1週間くらいフリックでひたすら文章をたくさん入力する練習してて。一般的ユーザー像ではない気がする。

とはいえ、あれは何の確信があって、僕はああしたんだろう。その先にメリットがあると思ってコストを払ったんだけど、当然最初は使いづらいわけで、「すぐに使いやすい」のももちろん大事なんだけどそうじゃなくて「学習コストがかかるけど使いこなせばコストを超えるメリットがある」っていう気持ちにさせるってのも、大事っていうか、それはそれで高度だなと。

で、自分はなんでフリック入力できるようになったらむっちゃいい!って確信してたのだろう。謎。

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