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2015.07.22 / Works

takahashi-animation

株式会社闇と一緒に、お化け屋敷で使うシステムを作った。
といっても今回はビビらせる部分のシステムではなくて、今あるお化け屋敷にエクステンションして、来場者にもっと楽しんでもらうためのシステムという感じ。

MBSさんが毎年夏に期間限定で開催しているお化け屋敷で、今年のテーマは「呪い指輪の家」。
ストーリーと演出はお化け屋敷プロデューサーの五味弘文さん。
オバケがデジタルまわりのプランニングで入ってて、一緒にやろうってことになった。
打合せ行って「オバケです」「闇です」って挨拶する時のホラー度数の高さすごい。それだけでもうアイスブレイク完了する威力絶大。

体験の流れとしては、

  1. 最初にニックネーム登録をして、バーコード入りのレシートを受け取る。
  2. そのあとバイタルセンサーを受け取って、お化け屋敷に入る。
  3. 入っている間にバイタルの値が取得される。あと複数アングルでビビってる映像が撮影される。
  4. 出てきて動画を確認・承認すると、バイタルの値を解析して算出されたビビリ値と、撮影された映像を使って、完成版の動画が生成される。
  5. 動画を生成したらアップロードして、ビビり度のグラフを入れたウェブページを生成して、アップロードして、完成。
  6. 最初に貰ったレシートからURLにアクセスすると、自分の動画とビビリ度グラフが見れる。

て感じ。で、その一連の流れを可能な限り自動でやる仕組みを、作った。
とはいえなんでもセンシングしてやればいいかっていうとそうでもなくて、人力にまさるものはない部分もあるので、そこは人力で。
イベント系は、コスト面でも運用面でも、ここのバランス感覚とジャッジが大事かなという印象。

お客さん向け説明だけど、詳しくはこちら。
ビビり度診断について | 梅田お化け屋敷2015×NTT西日本 「呪い指輪の家」

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センサー制作と解析の実装の部分、愛知県立大学とNTTが共同研究として行っているバイタルデータから恐怖を数値化する研究をベースに、NTTさんが開発した今回専用のデバイスでやってる。

お化け屋敷の、今回は変えられない部分があって、変える余地のある部分があって、与えたい印象や演出とか狙いとかあって、全体の正常なユーザー行動フローがあって、リタイヤしたりっていう想定しうる異常系があって、なんかよくわからんエラーが起きたりっていう想定外の異常系があって、そこらへん視野に入れつつシステム全体考えて、あとはNTTさんとの切り分けして、つなぎ込みして、、、打合せとメールを厭わずにいっぱいしてFIXしてく。

一方で僕と、一緒にやったSTARRYWORKSの久保田さん、は得意領域や知識領域が違ったので、互いにフラットに質問したりアドバイスしたりできて、なんかいろいろおしえてもらったし、そこもふまえつつタスク振り分けたり、そういうのが忌憚なくできる人間関係はすごいよかった。チームでがつっとやるの楽しい。コミュニュケーションコストの低減はスピードにつながるし当然クオリティにつながるし、なによりストレスが減るし。そこに無駄なエネルギー使うのほんと勿体無い。意味ない。座組的には、MBS、五味さん、NTT、愛知県立大学、オバケ、闇、と色々いたんだけど、そういう意味では少なくとも観測範囲の全員が気さくで柔軟ていうものすごくありがたい案件だった。

お化け屋敷自体、去年より仕掛けのボリュームも2倍くらいになってるらしいし、今回僕らのシステムも入ったし、他にも新しいチャレンジがいくつかあって、どうしてもリスク避けて去年と同じことしようってなったりしそうなところで、いやこれだけ色々と新しいことをやろう!という意思決定の力のすごみ感じる。

でまあ諸々FIXしたら(しながらだけど)久保田さんとゴリっとプログラミングして、最後は現場入りまくって調整とテストをひたすらイテレート。ここはもう根気が安定性につながると思う。あらゆるタイミングのでユーザー離脱(お化け屋敷ではままある)するユーザーの行動シナリオを思いつく限り書きして検証するときにはお化け屋敷大好きな頓花さんの経験がものすごく活きたし、どの瞬間にアプリが落ちても次復帰して続きから動くようにしたし、監視もしてるし。色々とノウハウ溜まってくのはよいこと。

サーバーサイドは負荷対策してる時間今回はなかったからS3とJSで乗り切る。そのために画像からHTMLまで全部ローカルで自動生成してアップしてる。

オープンしてからもとれた映像みながらカメラかえたり、アングルなおしたり、スタッフとタイミング調整したり、サイトなおしたり、色々と改善していってる。中長期のイベントで改善していくのって面白いな。

問題は、やっぱそういう柔軟性ありきでなんとかなった感じなので、例えばガチガチにスケジューリングして外に振るとか今回は想像がつかない。自分らがCL含むステークホルダーと直接コミュニュケーションとって、仕様策定〜デザイン〜プログラミング〜現地テストまでいつでもやれる力があってできることで。PM的課題は次回に持ち越しと言える。まあそもそもウォータフォールとか無理だと思うけど。

あとは今回は驚かせる演出部分とか、個人ページ部分じゃない本体ウェブサイトとか、全体のアートディレクションとか、デバイスまわりとか、は関わってないから、次はそこにも噛みたいところ。まだまだプラスになれる部分いっぱいあると確信した。

あとなんだろ、テレビ局の美術さん、ものすごいスピードで、しかもでかいのを、今回用の建物とか造作とかあっというまに作っていくので、さすがものすごいなと。こちらからなにか依頼できるならしたいくらい。

鷹の爪もムービー作ってくれてて。さすがのクオリティ。わかりやすくて面白くてテンポいい。
【呪い指輪の家×鷹の爪】大阪会場スペシャルムービー – YouTube

梅田お化け屋敷の本体サイト。(このページはMBSさん制作なのでぼくらは作ってない。)
梅田お化け屋敷2015×NTT西日本「呪い指輪の家」|MBS

お客さん向けの、今回のシステムについての説明ページ。(こっちはぼくら。)
ビビり度診断について | 梅田お化け屋敷2015×NTT西日本 「呪い指輪の家」

KAI-YOUさんも紹介してくれた。ありがとうございます。
大阪のお化け屋敷が超怖い…! 株式会社闇、五味P、NTT西日本がタッグ

関係者のみなさま、ありがとうございました。
ものすごく怖いから絶対行って!と、お化け屋敷大好きな頓花さんも看板の陰から言ってる。9/6までやってるから、みんなぜひ。

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